この度5月13・14日に九州森林ネットワークが主催されました、第15回九州森林フォーラムin屋久島においては、現地実行委員として共催することができ、何より無事に催しを終了することができました。ご参加頂いた方をはじめ、この機会にご協力を頂いた皆様に、心よりお礼を申し上げます。
まずは初日に行われたバスツアーでは、屋久杉ランドでの屋久杉群生をご観賞して頂き、屋久杉自然館をご案内、館長による島の森林形態のレクチャーを通して、島の魅力をご堪能いただけたかと思います。
夜の懇親会では、地元からも屋久島町長のご参加を頂き、充実した交流となったのではと確信しております。
フォーラムメイン当日は好天気に恵まれ、藤森隆郎農学博士による基調講演「持続可能な森林管理‐屋久島の森林生体系の魅力」については、屋久島の森林の魅力をお話しいただき、世界自然遺産に負けない人工林の山林管理を奨励していただきました。
講演の2部の柴崎茂光准教授によるお話は、「屋久島における世界自然遺産登録の有意義と課題~地域の資源を生かすことの重要性&難しさ~」について、3月11日に起こった東日本大震災の被害現状と、それを踏まえた自然環境と人との関わりを訴えており、屋久島経済の可能性と自然の重要性を再確認できる内容でありました。
今回のフォーラムは、素晴らしい自然を生かした誇れる地域社会を築くをスローガンに掲げて、幕を閉じることになりました。
次回の九州森林フォーラムin北九州の成功をお祈りすると共に、九州森林フォーラムの今後の発展を祈念申し上げ、お礼のご挨拶とします。