落成 平成25年8月8日
納入数量 500㎡
約400年前、加藤清正公が屋久杉を取り寄せて豊後街道菊陽並木をつくったと伝えられていることがご縁の始まりかは定かではありませんが、
時を越えて昭和62年、菊陽町杉並木の捕植をするということで屋久島の幼木を取り寄せたことがきっかけになり、平成6年に屋久島町と菊陽町で姉妹盟約が結ばれ、
交流が深まっています。
菊陽町は熊本市から電車で30分程、熊本空港や隣接する人口38,000人。熊本市に近い条件もあり、企業誘致や若い世代の定住などに熱心な街です。国の方針として国産材、特に地域材の自給率を高める取組みが活発化してきており、菊陽町中部小学校の新校舎建て替えにの建設は木材を活用することが決まったため、姉妹盟約が結ばれた時から菊陽町に関わっている屋久島町農林水産課の佐々課長の提案で、建設木材に部分的に屋久島材野地杉を取り入れて頂く運びとなりました。
これらの取組は、生徒たちの学習に影響するでしょう。生徒を代表して感謝の言葉を発表してくれた、6年生の松本彩伽さんの文章を掲載します。
新校舎の工事が始まって2年がたち、ようやく私たちの校舎が完成しました。私は、今日初めて校舎の中にはいりました。すべてがおどろきでした。
はいったしゅん間、木のかおりがして、広々とした空間が広がっていました。四方を校舎で囲まれた校庭。ここで合唱をすると気持ちいいだろうと思いました。屋上にあるプールは、きれいでリゾートしせつにいるようでした。教室は明るくて、楽しく勉強ができそうでした。すべてが夢のようなが学校でした。
このようなすばらしいせつ備のととのったがっこうにはいって、勉強したり、遊んだりできることはとてもうれしいです。このような校舎をたててくださった町の方々、暑い中工事をしてくださった方々、本当にありがとうございます。私たちは、この校舎を大切に使って生きたいと思います。
また、この校舎には、菊陽町の姉妹都市屋久島の屋久島じ杉が使われているとお聞きしました。その屋久島のじ杉のように長い年月をへても、たくましく生き続けるように、たくさん勉強し、運動し、1人1人の笑顔があふれる学校にしたいです。
本当にありがとうございました。