体験しました!森の健康診断 2015年10月9日

体験しました!森の健康診断 2015年10月9日

豊田市が主催する、「とよた森林学校」の間伐ボランティア養成講座を修了し、科学的で健全な間伐技術を学ばれている愛知県豊田市の矢作川水系森林ボランティア協議会さんにご指導を頂き、森の健康診断を体験する機会に恵まれました。             


診断する山のある集落の楠川公民館で集合

森で3つのグループに分けられ各班2名のスタッフが協議会から配員される
            

診断で使う道具の説明を受ける。百円均一で買えるものばかり

健康な山林には植物が多様に生息する。枯れた木や周辺に竹がなければ健康の基準
            

同じ様子の木が20m×20mの範囲である土地を見つける

その中で1番大きい木ではなく2,3番目の木を中心木とし、5m×5mを調査対象枯にする
            

低木と草の被覆率と種類数の調査、根っこを残しながら掘る

中心木と平均木とその周辺の平均直径木の樹高を尺蔵という秤と巻尺、角時計で測る
            

秤の先を木の最上に合わせて見る AB:BC:CA=ab:bc:ca
            

秤の先を木の胸高に合わせて見る BC:CD:DB=bc:cd:db

健康な森か不健康か、重症な森かがわかる

尺蔵、ワイゼ樹高計と同じ原理、協議会で2007年に開発。測定対象の木から10m離れて斜面の上側で木の一番空に近いところが見える場所に立つ。尺蔵に付属されているストローから覗く木の最上部を覗く。             
尺蔵に付属の振り子が落ち着いたら、振り子の糸を尺蔵にはさみ、糸が示す尺蔵の定規目盛の数字を記録する。次に木の胸高を同じようにストローで覗き、目盛の数字を記録。協議会が持参した換算表で倍率を求め、             
算出された数字を計算式で計算すると樹高が解る。さらに、木の体格を比較するための林分形状比を計算し、ヘクタール当たりの本数を算出しそれを10,000で割りさらに100を掛けると、相対幹距比という山林の植栽木の密度が出る。             
その数字を相対幹距比早見表でチェックし、適正な山林であるか過密であるか、超過密であるかを判断する。