豊田市が主催する、「とよた森林学校」の間伐ボランティア養成講座を修了し、科学的で健全な間伐技術を学ばれている愛知県豊田市の矢作川水系森林ボランティア協議会さんにご指導を頂き、森の健康診断を体験する機会に恵まれました。
尺蔵、ワイゼ樹高計と同じ原理、協議会で2007年に開発。測定対象の木から10m離れて斜面の上側で木の一番空に近いところが見える場所に立つ。尺蔵に付属されているストローから覗く木の最上部を覗く。
尺蔵に付属の振り子が落ち着いたら、振り子の糸を尺蔵にはさみ、糸が示す尺蔵の定規目盛の数字を記録する。次に木の胸高を同じようにストローで覗き、目盛の数字を記録。協議会が持参した換算表で倍率を求め、
算出された数字を計算式で計算すると樹高が解る。さらに、木の体格を比較するための林分形状比を計算し、ヘクタール当たりの本数を算出しそれを10,000で割りさらに100を掛けると、相対幹距比という山林の植栽木の密度が出る。
その数字を相対幹距比早見表でチェックし、適正な山林であるか過密であるか、超過密であるかを判断する。