木造は、鉄筋より強度が弱く火災に弱いのではないかなどが心配である、ということから、これまでにどこか建材として信頼を得られない部分があったのではないかと、思います。しかし、厚さを取ることにより鉄よりも強度がある建材としてつかえるという燃焼実験結果が発表されています。
いまや木材の公共施設建設は、全国的に進んできています。なによりも森林資源をもつ屋久島こそ、地域産業として、山に手を入れ、里で消費するような循環を可能にする事が可能です。これまでに、特産品売り場やショップ、島外の小学校への床材供給、幼稚園建設に地杉がつかわれて始めています。地域ぐるみの木材活用は、地域興しにつながるとも考えています。